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出産内祝いの金額の相場

マナーの専門家
現代礼法研究所代表 岩下宣子先生 監修

出産内祝いの品物を選ぶ際には、まずはお相手ごとに適切な金額の相場を知ることが大切です。基本の金額の相場のほかに、判断に迷うケースやご両親やご親戚など、身内のかたへのお返しの目安も確認しておきましょう。

出産内祝いの金額の相場はいくら?

出産内祝いは、赤ちゃんの誕生をお祝いしてくださったかたに「ありがとう」の気持ちを伝える、“出産祝い”へのお返しです。
赤ちゃんをお披露目する大切な行事だからこそ、金額の相場を正しく知って、失礼のないように贈りましょう。一般的な金額の相場以外にも、贈る相手によって相場が異なるため注意が必要です。

いただいたお祝いの“半額”のお返しが多い

贈って喜ばれる内祝いにするためには、お返しの正しい金額の相場を把握することが大切です。
一般的にはいただいたお祝いの“半額”のお返しが多いです。先輩ママのアンケートでも「半返し」がもっとも多い結果となっています。
ただし、目上のかたからいただいた場合や高額なお祝いの場合は「3分の1」程度でも問題ありません。無理のない範囲で、心のこもった贈りものをして感謝の気持ちを伝えましょう。

出産内祝いの金額の相場のグラフ
ここでご紹介しているデータは、2022年6月実施「たまひよの内祝」注文者へのアンケート(0~2歳のお子さまをお持ちの20~39歳女性309名が対象)による。

お祝い金額と出産内祝い早見表

お祝い金額に対する出産内祝いのお返しの目安をご紹介します。

お祝い金額 お返しの目安
3,000円 1,500円前後
5,000円 1,700~2,500円
10,000円 3,500~5,000円
20,000円 7,000~10,000円
25,000円 8,500~12,500円
30,000円 10,000~15,000円
50,000円 17,000~25,000円
100,000円 35,000~50,000円

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こんなお祝いをいただいたらどうする?

お祝い金額がわからない品物や、高額なお祝い、職場のかたから合同でいただいた場合など、お返しに迷うときの目安をご紹介します。

いただいたお祝いの金額・値段がわからない場合

品物の金額・値段がわからない場合は、Webで検索して似た商品の金額を調べるのもよいですが、大切なのは正確な金額を割り出すことではなく、お祝いの気持ちに対して感謝の気持ちでお返しをすることです。
それでも迷うときは、気兼ねなく受け取っていただける1,000円〜3,000円程度の品物を贈りましょう。

高額なお祝いをいただいた場合

ご両親やご年配のかたから高額なお祝いをいただくことがありますが、その際は半返しにこだわる必要はなく、3分の1程度でも問題ありません。
お相手は「赤ちゃんの誕生を祝って、赤ちゃんとあなたの大切な時間を応援したい」という純粋な気持ちで高額のお祝いをしてくださったのかもしれません。相場どおりに“半額”でお返しすることよりも、お祝いしてくれたことへの感謝をお礼状やメッセージカードに書いたり、赤ちゃんの写真を添えたりして気持ちを伝えましょう。「ありがとう」を伝えるひと品を添えたセットギフトもおすすめです。

少額なお祝いをいただいた場合

お花や小さなおもちゃなど、少額なお祝いへのお返しに悩むかたは多いようです。
ちょっとしたお祝いをいただいた場合は、500~1,500円程度のプチプラギフトでお返しをしましょう。品物は少額でも、メッセージカードなどで感謝の気持ちを伝えることで適切なお返しができます。

連名でお祝いをいただいた場合

職場・会社の同僚など、グループから合同・連名でお祝いをいただいた場合は、「いただいた品物の金額」の半分÷人数を目安に、一人ひとりにお渡しすると喜ばれます。個包装のお菓子やミニタオルなど、小分けで配りやすいプチギフトを選ぶとよいでしょう。

身内のかたへ贈る出産内祝いの金額の相場

ご両親、兄弟・姉妹、祖父母、親戚・親族など、身内でもご自身との関係性によって、金額の相場や贈る品物は変わってきます。どれくらいの金額を目安に、どのようにお返しするのがよいかを確認しましょう。

「両親」への内祝いの金額の相場

一番身近なご両親からは、たくさんのお祝いをいただくことが多いため、お返しの相場も10,000~30,000円程度と高額になりますが、ご両親からのお祝いは甘えて受け取っても問題ないでしょう。相場にこだわらず、感謝の気持ちを伝えることを大切にします。
「お返しはいらないから」といわれることもありますが、配偶者の実家へのお返しのことを考慮すると、まったく何も贈らないというよりも、ご両親といっしょに赤ちゃん誕生の喜びを分かち合える写真・名入れギフトなど、ご家族さまの記念になるような品物を贈るのがよいでしょう。

「兄弟・姉妹」への内祝いの金額の相場

年上の兄弟・姉妹には「3分の1」程度、年下には「2分の1」程度の金額が相場とされていますが、ふだんから家族ぐるみのつき合いが多い場合や、遠方でほとんど会う機会がない場合など、つき合い方によっても変わってきます。目安よりも高額な出産内祝いを贈るかたもいるので、日ごろからの関係性を考えて調節しましょう。

「祖父母」への内祝いの金額の相場

祖父母からは高額な贈りものをいただく場合が多く、お返しの相場にすると10,000~30,000円程度になりますが、ご両親同様に、相場どおりのお返しにこだわらず、お礼状・メッセージカードや赤ちゃんの写真などで感謝の気持ちを伝えましょう。赤ちゃんの誕生記念になるひと品を添えたセットギフトもおすすめです。

「親戚・親族」への内祝いの金額の相場

親戚・親族への出産内祝いは、3,000~10,000円程度が相場です。高額なお祝いをいただくこともありますが、その際も相場の範囲内で、お相手の好みにできるだけ合ったものを贈ります。好みがわからない場合は、ご両親に聞いて参考にしてもよいでしょう。

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