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出産内祝いの
お礼状やメッセージカードのマナー

マナーの専門家
現代礼法研究所代表 岩下宣子先生 監修

内祝いはお礼状やメッセージカードを添えて贈るのがマナーです。
お相手に合わせて、感謝の気持ちを伝える書き方や注意点を確認しておきましょう。

出産内祝いのメッセージの書き方

出産内祝いのメッセージでは、お祝いをいただいたことへの感謝の気持ちや赤ちゃんが生まれたことの喜びを伝えるのが基本の書き方です。
気持ちが伝わるお礼状やメッセージカードの書き方をご紹介します。

出産内祝いのメッセージのマナー

いただいたお祝いへの感謝の気持ちを伝えること
出産内祝いのメッセージを考える際、お相手のなかには、独身のかたや赤ちゃんを授かることのできないかたなど、さまざまな事情を抱えている可能性があることへの配慮を忘れないようにしましょう。文面ではお礼の気持ちをまず伝えて、出産の喜びは大げさな表現になりすぎないようにします。

出産内祝いのメッセージで伝える4つのポイント

お礼状・メッセージカードの内容は、次の4つのポイントに沿って文面を考えるとよいでしょう。

1.お祝いへの感謝の気持ち

感謝の気持ちを伝えることが大切です。いただいたお祝いに対して「この度はお祝いをいただき誠にありがとうございました」のようにお礼を伝えましょう。別の話題がたくさんあったとしても、あまり関係のないことを長く書いてしまうと、お礼の趣旨が薄れてしまうため、出産内祝いのメッセージでは簡潔なお礼にとどめるようにしましょう。

2.赤ちゃんの名前(読み方)、由来、性別など

生まれた赤ちゃんについての情報もしっかりと伝えましょう。
赤ちゃんの名前と読み方は必ず盛りこみ、誕生日や性別、身長・体重、名づけの由来なども少し加えると、赤ちゃんのことをより知っていただけるでしょう。

3.母子の健康状態など家族の様子

出産後の母子の様子もお相手にとっては気になることです。「母子ともに元気に過ごしております」のように具体的な近況を知らせる一文があると、お相手にも安心していただけるのでおすすめです。

4.結びのあいさつ

メッセージの最後は「これからもよろしくお願いします」などのシンプルなあいさつ言葉や、お相手への気遣いの言葉で結びます。
カードの場合は書ける文字数も少ないので、全体的にあまり長くせずシンプルな文章を意識すると、感謝の気持ちとお礼が伝わりやすいでしょう。

出産内祝いのメッセージの注意点

出産内祝いのメッセージの文面で注意点すべきポイントがあります。事前に確認して失礼のないようにしましょう。

「お返し」要素を入れない

現代の内祝いは、“いただいた出産祝いへのお返し”と考えるのが一般的ですが、本来の「内祝い」は、出産祝いをいただいたかどうかにかかわらず、出産のご報告とごあいさつをすることを意味し、目的は“幸せのお福分け”です。
そのため、「お返し」という言葉を使うと義務的なイメージを持たれる場合もあるため、使用は控えた方がよいでしょう。
お相手に純粋な気持ちで贈りたい、そんな姿勢でメッセージを書きましょう。

NGワード(忌み言葉)は使わない

縁起が悪くお祝いごとでは使ってはいけないとされる「忌み言葉」は避けるようにします。
出産祝いの場合は、生まれてきた子どもの死や不幸を連想させるような「切る」「流れる」「諦める」「落ちる」「絶つ」「避ける」「病む」「死(四)」「苦(九)」は文面では使用しないことがマナーです。
同じ意味でも、以下のように別の言い方に変えれば使用しても問題ありません。

×忌み言葉 〇言い換え例
新しいスタートを切る 新たに出発する
月日が流れる 時が経過して
諦める 受け入れる
ほほが落ちる 格別のおいしさ
連絡を断つ 連絡がつかない
避ける 距離を置く
気に病む 気にする
四・九 (あてはまる数字を避ける)

出産内祝いのメッセージカードの選び方

出産内祝いの品物に添えるメッセージカードは、受け取ったお相手に喜んでいただけるものを選びましょう。

赤ちゃんの写真入りメッセージカード

メッセージだけでなく赤ちゃんの写真が入ったカードは、名前や性別だけでなく、お顔もお披露目ができ、とても人気です。
手軽につくれるフォーマットを活用すれば、簡単に素敵なカードがつくれます。お子さまの写真が入った世界で一つだけのオリジナルのメッセージカードを贈りましょう。

出産内祝いのメッセージの例文

「伝えたい気持ち」と「お相手との関係」に合わせた、マナー講師監修のおすすめメッセージ例文をご紹介します。

ほかにも押さえておきたい
出産内祝いのマナー

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