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ご両親に出産内祝いを贈るときのマナー

マナーの専門家
現代礼法研究所代表 岩下宣子先生 監修

ご両親への出産内祝いは孫が生まれた記念ともなります。親にとっての一生の思い出となるよう、喜んでもらえることを第一に考え、どのような点に気をつければよいか、お品選びのポイントやマナーを確認しておきましょう。

「ご両親」への内祝いの金額の相場

一番身近なご両親からは、たくさんのお祝いをいただくことが多いため、お返しの相場も10,000~30,000円程度と高額になります。
ご両親から高額なお祝いをいただくこともありますが、高額のお祝いを贈る親は、孫の誕生を喜び、これから子育てをする娘・息子たちを応援したいという思いからだといえるため、3分の1以下の額で、ご両親からのお祝いは甘えて受け取っても問題ないでしょう。
相場にこだわらず、感謝の気持ちを伝えることを大切にします。
ご両親といっしょに赤ちゃん誕生の喜びを分かち合える写真や名前入りギフトなど、ご家族の記念になるような品物を贈るとよいでしょう。

ご両親への内祝いののしの表書きは「御礼」に

出産内祝いの「のし(熨斗)」の表書きは「内祝」とするのが一般的ですが、ご両親に出産内祝いを贈る場合、親は身内であるためのし書きは「御礼」として贈ります。
内祝いには身内におめでたいことがあった際に「幸せのお福分け」です。そのため、身内に「内祝」と書かれたのし紙をかけて贈ることは、厳密にいうと適切ではないとされています。

のしの画像

「のし(熨斗)」のかけ方

ご両親への出産内祝いのお品選びのポイント

ご両親への出産内祝いは、金額にこだわる必要はありませんが、内容にはこだわりが必要です。ご両親にとって、生まれた赤ちゃんは「目に入れても痛くない」といわれる「孫」で特別な存在です。赤ちゃんのパパやママに負けないほどの思い入れがあるので、誕生の記念になるものが喜ばれます。

赤ちゃんの名前や写真を入れられるものを選ぶ

写真入り名入れギフトの画像
お子さまの誕生を心待ちにしていただいたご両親には、孫の誕生の慶びを感じられる赤ちゃんの名前や写真の入った品物がよいでしょう。生まれた体重のお米は、お子さまの誕生の重みをいっしょに実感していただけると人気です。

赤ちゃんの名前入りの定番ギフトを選ぶ

名入れギフトの画像
赤ちゃんの名前入りのカステラなどのお菓子やドリンクなどは定番で人気です。フォトブックとのセットもおすすめ。孫がかわいいご両親にとっては、もらって嬉しい贈りものです。

記念に残る誕生記念を贈る

タオルの画像
ご両親も赤ちゃん誕生の記念になるものが欲しいもの。生まれたばかりの赤ちゃんの写真と小さな手形・足形、誕生の記録が刻まれたフォトフレームや写真入りの時計などは、誕生の記念に残りうれしい贈りものです。

家族で集まる食事会などにお披露目酒

お披露目酒の画像
親戚も集まり家で食事会をされる場合、お酒好きなかたが多いご家族には、赤ちゃんの写真と名前が入ったお披露目酒が人気です。

感謝の気持ちをこめて旅行のプレゼント

カタログギフトの画像
出産の前後にサポートしてくださったご両親に感謝の気持ちをこめて、旅行を贈るのもおすすめです。旅行は日程調整や体調など、勝手に決められないことも多いため、旅先や日程を自由に決めてもらえる旅行のカタログギフトもよいいでしょう。

ご両親に出産内祝いを贈るときのメッセージ

孫の誕生はご両親にとってもうれしいもの。出産から1か月ほど経った孫がどんな様子で、どう過ごしているのかご両親も気にされているはずです。出産内祝いには赤ちゃんの近況をメッセージに添えましょう。

両親へのメッセージ例文

この度のお祝い、ありがとうございます。
おかげさまで母子ともに元気です。
生後1か月の今は動きも活発になってきています。
感謝の気持ちを贈らせていただきます。
〇〇に会っていただけますこと楽しみにしています。

内祝いの「メッセージカード」のマナー

ご両親から「出産内祝いは不要」といわれたら

ご両親から「出産内祝いはいらない」といわれたら、気遣いである場合が多くありますが、ご自身との関係性によって判断しましょう。兄弟・姉妹に前例があれば、参考にするのもよいでしょう。
ご両親など近しい身内のかたの場合は、甘えて受け取っても問題ないでしょう。つき合いの深いかたに内祝いを贈ると他人行儀だと叱られてしまうケースもあります。
高額なお祝いをいただき、まったくお返ししないのは気になるという場合は、旅行のお土産や父の日・母の日・敬老の日などに、いつもより高額な品物を贈ったり、帰省の際に、手土産を用意したりと、相手に気を使わせないお返しの仕方がよいでしょう。

お子さま誕生の記録をプレゼント

カタログギフトの画像
内祝いとしてでなくても、一生の思い出になる誕生したときの赤ちゃんの写真をフォトブックにしてご両親に贈るのもおすすめです。
遠方ですぐに会うことができないご両親にもお披露目できますし、近くでお世話を手伝ってくれているご両親には、赤ちゃんといっしょに写真を贈ることで感謝の気持ちを伝えることができます。

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